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2022.11.03

Column

光アレルギーがあると脱毛できないのか

光アレルギーとは、一般的に光線過敏症といわれる病気のひとつです。その中にアレルギー性で発症するものがあり、光アレルギーと言われるようになったとか。光やレーザーを使う脱毛はできないのか疑問に思う方が多いです。今回は光アレルギーと脱毛の関係性についてご紹介していこうと思います。

光アレルギーとは

光アレルギーは、光線過敏症という病気の一種です。光線過敏症には、大きく分けて外因性と内因性の2つに分けれられます。
外因性は、口にした、または肌に触れることで体内に取り込んだ薬剤や食べものなどに含まれる物質が皮膚に運ばれ、それが光線に当たることで物質が化学変化を起こし、皮膚の炎症を引き起こします。
外因性の光線過敏症には、物質に対する免疫反応を介して発症する光アレルギー性のものと、特殊な物質に日光が当たることによって直接肌にダメージを与える光毒性があります。光アレルギーとは、主に光アレルギー性の光線過敏症だということです。

また内因性は、特定の遺伝子疾患や代謝疾患を持つ人が、光線を浴びることで発症するものです。
主な疾患として、日光蕁麻疹、多形日光癌、薬剤性光線過敏症などが有名です。

光アレルギー(光線過敏症)でも脱毛できる?

光アレルギーを持っていても脱毛は可能です。なぜなら、光やレーザーを照射しても光アレルギーの症状が出たり悪化する可能性は極めて低いです。その理由は、光アレルギーは紫外線に反応して出るしょうじょうです。脱毛では、紫外線を利用した施術は行いません。
光アレルギーの治療で薬を服用している場合は、リスクを考えて施術を控えていただくクリニックやサロンが多いです。症状が悪化している場合は、一度クリニックやサロンに相談することをオススメします。

先ほど少し話に出ましたが、薬の服用中はなぜ施術できないのでしょうか。理由は主に2つです。

1つ目

皮膚炎を起こす可能性があるからです。薬の副作用で肌が敏感になり、照射時に過剰に反応し肌に痛みや赤みが出やすいです。症状がさらに悪化すると、肌の炎症や湿疹、蕁麻疹、ミミズ腫れなどの症状が現れ、深刻な皮膚炎になる可能性が高くなります。

2つ目

薬の副作用で体調が悪化する場合があります。アレルギーの症状が出ていて、治療するための薬を服用している場合、そもそも体調そのものが悪い状態です。体調が悪いと、肌がすごく敏感で光やレーザーの照射時に肌トラブルにつながる可能性があります。脱毛時は、薬を服用していない状態で体調を整えて脱毛の施術を受けるようにしましょう。

脱毛で使用される光の種類

脱毛で使われている光は、可視光線と赤外線の2種類です。この2種は肌や人体に悪影響がないため安心です。2つの光について詳しく見ていきましょう。

可視光線

可視光線は、読んで字のごとく目で見ることができる光です。放射線や赤外線に比べ波長が長く、エネルギーが低いです。日常では蛍光灯の光や太陽光にも可視光線が含まれていて、基本的に人体への影響はありません。可視光線には、中間の色も無限にありますが、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色に見えます。安全性が高いため、医療や美容に使われる場合が多いです。

赤外線

赤外線は、携帯やリモコン、エアコンなど日常生活で多く利用されている光で、人体への影響はありません。赤外線は、熱線と言われる電磁波のことで赤く見えて熱を伝えやすい性質を持っています。放射される際に熱エネルギーである分子の運動が大きくなり、エネルギーが増えて暖かくなります。太陽の光が暖かい点も、赤外線が含まれていることが挙げられます。

赤外線は波長の長さによって近赤外線、中赤外線、遠赤外線の3種類に分けられます。遠赤外線→中赤外線→近赤外線の順で強い出力で施術できます。

まとめ

光アレルギー(光線過敏症)がを患っている場合にも対策さえしっかりと行えば、脱毛可能です。一度クリニックやサロンにご相談いただき、リスクの少ない状態で脱毛できるようにしましょう。