お知らせ・コラム
News
硬毛化って何か
脱毛を行っていくと、様々な症状が出てくることがあります。硬毛化や毛嚢炎など脱毛をしていくうえでリスクとなることがあります。今回この記事では、硬毛化についてご紹介していこうと思います。
硬毛化とは
硬毛化とは、脱毛すると毛が抜け落ちてその後、他の毛よりも太くてかたい毛が生えてくる現象で、脱毛中によく出てくるトラブルの一種です。
硬毛化のほかにも、増毛化といって脱毛後に今まで生えていなかった毛穴から毛が生えることを言います。しかし、実際は毛が太くなった分、毛が増えたように見えるのではないかと考えられています。これは、人の毛穴が後から増えることはないためです。
硬毛化や増毛化は、エステ脱毛(光脱毛)、医療脱毛(レーザー脱毛)、家庭用光美容器・脱毛器のいずれでも起こる可能性があります。
硬毛化の発生率には、1%~10%と幅広くさまざまな説があるのが現状です。1998~2003年の5年間にスペインの皮膚科で脱毛施術を受けた543人を調査した際、57人(約10.5%)に硬毛化が見られたという報告もあります。しかし、これもあくまでデータのひとつであり、論文のような公的発表はされておらず、正確な発生率は明らかになっていません。ちなみに、レーザーの波長によって硬毛化の起こりやすさが変わるのではないかとも言われています。
まだ調査段階のためハッキリとしたことは分かっていないのが現状です。
硬毛化の原因
硬毛化の原因はハッキリと解明されているわけではありませんが発毛組織が破壊できなかったことにより、逆に発毛組織を活性化させてしまい毛がより太く硬くなるという説が有力だと言われています。
レーザー脱毛や光脱毛は、毛の黒い色(メラニン色素)にレーザーや光を反応させ、そこで発生する熱エネルギーによって発毛組織を破壊するメカニズムです。毛が細い、メラニン色素が薄いなどの理由で、毛根に十分な熱が加えられず発毛組織を破壊しきれないケースもありえます。毛根に十分なダメージが与えられず発毛組織を破壊しきれなかった場合、通常は効果を感じることができないだけです。しかし、熱による刺激を受けた毛母細胞や毛乳頭などの組織が逆に活性化され、その結果太く硬い毛が生成されてしまうのではないかと考えられています。
他の説の例を挙げると、毛がダメージから回復する際に毛が太くなるというものです。毛根に十分な熱を与えられず発毛組織を破壊しきれなかった場合、生き残った毛根は大きなダメージを受けます。このダメージから回復する過程で、傷を治すサイトカインといわれる情報を伝達する役割を持つたんぱく質が作用し、毛が太く硬くなるのではないかという説です。
硬毛化になりやすい人の特徴と部位
これまでの報告によると、硬毛化になりやすい人の特徴と部位があるので参考程度に見ていただければと思います。
硬毛化になりやすい人の特徴
硬毛化を感じやすい傾向の人は以下の通りです。
・色白
・うぶ毛が多い
・20代~30代前半の方
・極端に痛みに弱い
・毛穴が開き気味
硬毛化になりやすい部位
硬毛化は、うぶ毛が多い部位や、皮毛角(肌と毛の角度)が大きい部位に起こりやすいといわれています。顔や二の腕、背中などはうぶ毛が多く、皮毛角も大きい部位のため、それだけ硬毛化リスクが高いといえます。
うぶ毛はメラニン色素が薄く、レーザーや光の熱が十分に伝わりにくく、発毛組織が破壊できない場合もあります。毛根が生きていれば、なんらかの仕組みで細胞や組織が刺激され、硬くて太い毛が生えてくる可能性があります。
また皮毛角が大きい毛、つまり「立っている毛」は、毛根が深く、熱エネルギーを与えられる表面積が少ないため、脱毛が難しいといわれています。
まとめ
硬毛化はハッキリと解明されている症状ではありませんが、脱毛に通っているとある確率でなってしまいます。しかし、なっても脱毛に通い続けることで、発毛組織を破壊することは可能ですので、気になる方はサロンやクリニックで一度相談してみてください。